日々、日本中ではお風呂に入った後や用を足した後、食事を摂った後に残り汁などを何気なく捨てていますが、それができるのも排水処理設備が整っているからです。恐ろしい病気として名前が上がるチフスが昔大流行したのは、汚染という意識がなく、便や尿が垂れ流され、食品や水が汚染されていたからです。日本国内でも昭和初期から戦後にかけて流行りましたが、環境が整備され、公衆衛生という意識が根付いたことにより患者数が減少しました。ですが今でも発展途上国では排水処理設備が整っておらず、日本のインフラを支えている技術の一つである排水処理を、東南アジア地域へ展開しようという試みが行われています。

新型コロナウイルス感染症の影響によって、世界中で衛生面が見直されてきましたが、排水処理設備が整っていなければ、ひょっとしたら日本国内ではもっと感染者数が爆発していたかもしれません。コロナ禍が完全に収束してみなければ各国の対応が正しかったのかどうかは分かりませんが、少なくとも日本は排水技術や衛生意識が高いため、この技術が発展途上国で取り入られることによって、ほかの感染症が減るという可能性は十分に考えられます。排水処理技術の発展は、汚水を流す際にも使用されており、衛生面だけではなくきれいな水環境を守ることにもつながっていきます。それも、日本のインフラ技術が世界的に見て整っているからです。

sdgsが叫ばれている世の中で今後も意識しておきたいものです。